ゆる備忘録

20代半ば女の備忘録

こんな夜は 小川糸著

薄い文庫本一冊でも、読み終わるとちょっとした達成感、幸福感に浸れます。

 

小川さんがどこかで連載していたであろう短いエッセイをまとめた本が、〝こんな夜は〟。2ページくらいで完結する、日常の話がたくさん詰め込まれています。

寝る前や、待ち合わせの前のちょっとした時間、電車などにおすすめ。

心が少し温かくなるような、小川さんの優しい人柄が伝わってくるような。

 

こんな夜は (幻冬舎文庫)

こんな夜は (幻冬舎文庫)

 

 

 

うまくいかない時は、うまくいかないものだ。仕方なく、近くにあったかわいいお店に入って、お水を買って飲む。お店の人と、ちょっとだけ話して、なんとか救われた。何気ない会話を、なんのストレスも感じずに日本語で交わせることが、とてつもなくありがたいと思えた。

これで気持ちが、少し太陽の方を向いたかも。

本文より引用

 

小川さんはできるだけ少ない持ち物で、お金をかけずに豊かに生活を楽しむ術に長けている方のようです。

おせち料理を手作りする話や、仕事で行ったベルリンでの生活、近所の銭湯での話など、内容は多岐に渡るのですが、

小川さんの周りには毎日ちょっとした楽しい出来事が溢れていて、夫のペンギンさんは彼女を横から見ているだけで楽しそうだな、と思います。

 

何気ない毎日を楽しむことができたら、最高に人生を楽しめるんだと教えてくれる、そんな本です。