ゆる備忘録

20代半ば女の備忘録

村上春樹さんは何を伝えたかったのか、、

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

読みました。(ネタバレ注意です!)

感想を書こうと思ったのですが、最後まで村上さんが何を伝えようとしているのかよく分からない、、と

読解力不足、文学について勉強不足の私には難しい内容でした。

 

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
 

 多崎つくるは鉄道の駅をつくっている。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。理由も告げられずに。死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時何が起きたのか探り始めるのだった。

あらすじより引用

 

主人公は大学時代に自分に起きた出来事を理解できないまま年を重ねていて、それをある時振り返り、紐解いていくような話で、ミステリーのように徐々に明らかになる真実にワクワクするのですが、

結局のところ事の顛末の全貌は分からず、これから主人公がどうなるのかも分からないまま終わり、かなりもどかしい気持ちを抱えることになりました。

 

 

本を読むときだけでなく、美術館で絵画を見るときなど、どんな気持ちで何を伝えたくて作られた作品なのか、全く理解できないことが私にはよくあります。

そんなときは想像を膨らましてみたり、それでもやっぱり何も答えが出なかったりしますが、分からないことを考えてみることがたまには大切かもな、と思います。

 

ライトノベルやアニメや漫画のように、ストーリーや登場人物のキャラクターが分かりやすく、心にガツンと響くような作品は面白く魅力的ですが、分かりやすく作者が轢いた一本のレールの上を走るだけになってしまいがち。

 

読む人の捉え方次第で色々な展開の可能性がある文学小説や芸術作品は、たまに触れて気持ちを後ろからそっと揺さぶられる経験をすることで、自分の人間性に少し幅が出るのかな、と思います。